旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~
「み、みずきちゃん?いきなりどうしたの?」
「だって、『おんなのことおとこのこがふたりでおでかけするのはでーとっていうんだよ』ってママがゆってたの!でーとって、こいびとがすることなんでしょ?」
こ、恋人って……!
そんな言われ方をすると、間接キスのあとのせいで余計恥ずかしくなってしまう。
けれど、玲央さんはにこっと笑顔を見せたまま。
「みずきちゃん、お兄ちゃんにとってこの人は女の子じゃないから、一緒にいても恋人にはならないんだよ?」
「おんなのこじゃないの?じゃあなにー?」
「ワンちゃん、かな」
って、ちょっと!子供になんて言い方してるの!
「コラ!」と睨むと、玲央さんはいたずらっぽい笑顔を見せた。
「みずき、てーあらってくる!」
「ひとりで大丈夫?」
「うんっ」
いつのまにかソフトクリームを食べ終えていたみずきちゃんは、そう言うと、すぐ目の前にあるトイレへと駆けていく。
そんなみずきちゃんを見送って、私も続くようにソフトクリームのコーンの最後のひと口をサクッと食べて手をはたいた。
「ごちそうさまでした。はーっ、おいしかった」
満足感に幸せな息を吐くと、彼は笑みを浮かべたまま。