君が嫌い
『うっ……。だけど俺はそいつの事嫌いだから……』


『……かっちゃん。』


『お邪魔しまーす!かっちゃんの家来るの久しぶりだー。ああ、かっちゃんの男の香りがする。』


男の香りって……。


『お、お邪魔します……。』


『はぁ……。』


結局2人を家に招き入れてしまった。


やっぱり医者に逆らって途中で倒れられて俺の責任になるのも嫌だから仕方なく入れてあげたけどさ。


……本当は姉ちゃんの顔が怖かっただけです。


あんな鋭い眼光と目を合わせていたらおしっこがちびってしまう。


ああいう時は黙っておくのが1番。
ヘタレな俺が身につけた防衛術の1つだ。


どうして姉ちゃんがそこまでして、まどかを家に上げようとしたのか分からないけど、ここは我慢しよう。


俺の身を守るためにも。

< 85 / 145 >

この作品をシェア

pagetop