君が嫌い
『かっちゃーん。早く来てー。』


魔王からの呼び出しだ、急いで行かなくちゃ。
玄関の扉を閉めてリビングへと向かう。










『ではでは、かんぱーい!!』


全員ビール缶を片手に持ち、姉ちゃんの乾杯のコールで飲み始める。


くぅー、うめぇー。
この苦さがたまんねぇー。


『グビ…グビ…グビ…。ぷはぁー!おいしいー!今日1日頑張ったー!今日かっちゃんしか診察してないんだけどさ。さあもう1本っと……。』


一気飲みかよ。
やっぱり姉ちゃん化け物だ……ってもう1本も一気飲みしやがった。


『……ゲッ。じゃあ早速自己紹介しましょうか。まず最初は私から、藤原結衣だよー。藤原さん、結衣、結衣さん好きなように呼んでいいからねー。趣味はかっちゃん。特技はかっちゃん。好きな人はかっちゃん。よろしくねー!』


ああ、もうダメだこの人。
アルコールが入って頭がおかしくなっているらしい。

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