イジワル社長は溺愛旦那様!?

湊の大きな手のひらが、するりと夕妃のウエストをなでる。


「つつ、冷たい~っ……!」


思わず身をよじる夕妃だが、神尾はクスクスと笑いながらもさらに手を奥に入れてくる。そして首元に唇を押し付けた。


「駄目だよ、我慢して」
「がっ、我慢って、なんでっ……」


湊の指先が、唇が、なにを意味しているのかすぐにわかって、まさかこんなところで抱かれることになろうとは思わずに、夕妃は赤面した。


「なんでって……」


うなじに湊の熱い吐息が触れる。


「わからない?」
「わ、わからないよ……っ……」
「じゃあお仕置きだ」


低い声でささやく湊の声にはとても艶があり、それだけで夕妃は頬が赤くなる。


「じゃあって、なに、じゃあって……あっ……もうっ……ばかっ……」


湊の両手が夕妃の胸を優しく包み込む。そして指が、的確に夕妃のツボに触れていく。
唇が、舌が、一瞬で夕妃の心と体をとろけさせてしまう。


「ほら、がんばって。倒れては駄目だ」
「そんなぁ……」


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