イジワル社長は溺愛旦那様!?
結局、待たなくていいと言われていたとはいえ、なんとなく眠る気に慣れなかった夕妃は夜中の一時まで起きていた。
だが、一時半を過ぎたあたりでさすがに眠くなり、このままではソファーで眠ってしまいそうだった。
(本当は一階で待っていたいけど……それではかえって湊さんに気を使わせてしまうよね)
ソファーでうとうとしかけていた夕妃は気力を振り絞って、体を起こすと、
【おやすみなさい。お仕事お疲れさまでした】
それだけ書いたメモをリビングのテーブルの上に残して、ベッドにもぐりこんだ。
寝て、起きたら、金曜日だ。
最後の晩餐というわけではないが、やっぱり楽しみだし、ウキウキする。
(なに、着ようかな……とっておきのワンピースがあるけれど……)
そうやって考えている間に、夕妃はいつの間にか深い眠りに落ちていた。