イジワル社長は溺愛旦那様!?
湊がいいと言ってくれてホッとした夕妃は、深呼吸した後、ベッドの上に向かい合わせに座った湊の胸の上に手を滑らせる。
緩やかな曲線を描くたくましい体に、引き締まった腹筋、くっきりと浮き出た筋肉と骨。
(私と全然違う……直接触ってみたい……)
好奇心で、そのままカットソーの中に手を入れる。
湊がかすかに息を漏らして、夕妃はハッとして顔をあげた。
「……いやじゃないよ」
湊は首を振った。
「本当に?」
「夕妃に俺もしただろう」
「うん……」
「だから、大丈夫」
確かに昨晩湊に直接肌を触れられたときは、恐ろしく気持ちがよかった。
美容院のシャンプーともボディマッサージとも違う、心地よさがあった。
湊の許可を得て、ゆっくりと彼の素肌の上に手のひらを滑らせる。
カットソー一枚隔てた体よりも、より近く存在を感じられて、愛おしさがつのる。
「脱がせてもいい?」
「いいよ」
また、湊が薄く笑ってうなずいた。