雪と初恋
「どうしてだろ?
君はましろと違って綺麗だからかもしれない。
綺麗な、君。
汚いましろを嫌いにならないで」

「嫌いになんかならないよ。
それにましろは汚くなんかない」

「……ありがとう。
じゃあ、また」
 
ましろがふふふと笑う。

「また、明日」
 
気が付いたら分かれ道にきてた。
何故か、反対方向に帰っていくましろの背中を、見えなくなるまで見送ってた。
 

夜になると、また雪が降り出した。
時間がたつにつれ、しんしんと降り積もってく雪とともに、僕の心にも不安が降り積もっていく。

……なぜなら。

ましろは今日、別れるときに「また、明日」といわなかった。

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