溺甘プレジデント~一途な社長の強引プロポーズ~


「前に告白してくださったのは冗談だったんですよね?その前から、雨賀さんとご関係があるんですから」

「まさか。伝わってなかったなら、今すぐでも告白しなおすけど?」

「だって……雨賀さんが」


 時系列で考えたらあり得ない話になるのだ。
 社長が平気で二股をするような人だったら別だけど、そうじゃない。
 誠実さは右に出る者がいないほど、社内外の評判はいいし、実際に接していて感じるものがある。



「彼女とは、何の関係もないんです。例えるなら、他人以上友達未満」

「じゃあ、あの記事は」

「また好き勝手書かれただけ」


 キスをしていたのに?と言う寸前で、店員が注文を取りに来て、タイミングを失った。



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