呆れるほどに不器用な恋を、貴方と。

「………………ここ?雄大が作ったの?」

央はまだぼんやりと射し込む光を見つめながら呟くように声をだす。

「うん。仕事を言い訳にしてごめん。

だけど、央がいたから俺はこのチャペルが作れたって思ってる。

央に出会って、恋をして…………っ、」


うわっ、声がでないとか。
緊張しすぎて手が震えそうだ。

言葉が途切れた俺に、央も不思議そうに見上げてくる。
ここで上目使いとか、更に緊張するからやめてほしい。

「雄大?どうしたの?」

「っ、」

情けねぇ!

顔を見て話せる状態じゃなくて、央の手を引いて腕の中に閉じ込めた。

慌てて抜け出そうともがく央に「このまま聞いて?」と何とも情けないことしか言えなくて。

改めて、深呼吸をする。
ヨシ!

腕のなかでおとなしくなった央。
心臓がヤバイくらい暴れていて、きっと央も気付いてる。

あーほんっと、情けねぇ。


「ここを作ってる間ずっと央の事を考えてた。お前に喜んで貰えるように、嬉しそうに笑って貰えるように、ここに立って俺のもとへ歩いてくる央を何度も想像した。

朝は一緒に起きて、バタバタしながら仕事に行って、夜は幼稚園の話を聞きながらご飯を食べて、そんな日常がすんなりと想像できて。

忙しくて、央とそんな事したこと無いのに央となら絶対に幸せになれるって勝手に確信して、ここが出来たらプロポーズしようって思ってた。

━━━━━央、俺と結婚してくれませんか」




言った!
言えた!
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