呆れるほどに不器用な恋を、貴方と。


恥ずかしさを誤魔化すように頂いたドリンクに手をつける。
あっ!!!

「すみません!お金っ、、」

何やってんのよ!
当たり前のように受け取って口をつけるなんて!

慌てて鞄に手を伸ばし財布を探す。
緊張しすぎだとしても、厚かましいなんて思われたくない!

「ククッ、いいよ。頼むからこれくらい奢らせて。朝のお詫び」

お詫びって、お詫びって、
何のお詫びですか!?


「昨日に続き、ありがとうございます。頂きます」

「あぁ。あのさ、連絡先教えてもらえないかな。まだ聞いてなかったと思って」

「は、はい!そうでしたね。お待ち下さい」



再び鞄の中をまさぐって、底の方に隠れていた携帯を取り出す。



「ライン、してる?」

「はい、してます。振りますか?」

「振る?」

「はい。こうして━━━」



桜木さんの携帯と私の携帯を友達追加の画面を表示して、言葉の通り携帯を振ってみた。



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