呆れるほどに不器用な恋を、貴方と。
怖くて怖くて、逃げなきゃいけないのに足が動かなくて、だ、誰かっ、、、
雄大、雄大、雄大!!!!
怖いよ、助けてよっ、
震えた手で鞄の中から携帯を取り出して、電話を掛けた。
━━━━━━━雄大!!!!!!
『………………もしもし?』
「ゆ、雄大……あ、あの……」
『悪い、今出先なんだ。又かけ直す』
プッ、ツーツーツー……
途切れた電話の向こう側。
3ヶ月近く連絡を取っていなかった相手はそう言って通話を終わらせた。
タッ……タッ……タッ……
ゆっくり近づく足音に、恐怖よりも諦めが強く出て。
スーーーーッと体が冷えていくのが分かった。
私はこんなことまで諦めなくちゃいけないのか。
「お姉さーーーん!ジュース、忘れてるって!」
えっ?
突然聞こえた声に体が反応する。
近くまで迫っていた男はチッ、と舌打ちして逃げていった。
血が回る感覚が戻って、今度は震えがやってきた。
「あれ?お姉さん?ちょっ、大丈夫?どうしたんだよ、顔真っ青!」
「う、うん……ごめっ、あり、がとう。」