呆れるほどに不器用な恋を、貴方と。
「もしもし?なっちゃん?遅くにごめん」
『うん、大丈夫。もう拓磨も寝たし。どうした?』
あれから、無事に家に入って鍵を掛けた。
もう安心だと思っても、ぞわぞわと恐怖がよみがえって、なっちゃんに電話を掛ける。
「うーん、あのさ今コンビニに行ってて、帰り道付けられてたみたいでさ……怖かったんだよね」
『ちょっ!!こんな時間に何してんの!大丈夫だった??』
「大丈夫は大丈夫だったの。もうお家にいるし。だけど、ちょっと落ち着かなくて……」
『えーーー大丈夫?行こうか?』
「いやいやいやいや、それはいい!だけど少しだけお話ししててもいい?」
『うん、平気。龍磨も今日出張で居ないし』
「そっか。ごめんね」
『何言ってんのよ!』
あー落ち着く。
なっちゃんに電話して良かった。