呆れるほどに不器用な恋を、貴方と。

「もしもし?なっちゃん?遅くにごめん」

『うん、大丈夫。もう拓磨も寝たし。どうした?』



あれから、無事に家に入って鍵を掛けた。
もう安心だと思っても、ぞわぞわと恐怖がよみがえって、なっちゃんに電話を掛ける。



「うーん、あのさ今コンビニに行ってて、帰り道付けられてたみたいでさ……怖かったんだよね」

『ちょっ!!こんな時間に何してんの!大丈夫だった??』

「大丈夫は大丈夫だったの。もうお家にいるし。だけど、ちょっと落ち着かなくて……」

『えーーー大丈夫?行こうか?』

「いやいやいやいや、それはいい!だけど少しだけお話ししててもいい?」

『うん、平気。龍磨も今日出張で居ないし』

「そっか。ごめんね」

『何言ってんのよ!』


あー落ち着く。
なっちゃんに電話して良かった。


< 63 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop