本当の君を好きになる

***


「──ラッピングいたしますので、少々お待ちください。」



「あ、はい。」



無事に会計を済ませ、レジから少し離れてボーッと店内を眺めていると、湊くんが二人の女の子に声をかけられているのが見えた。



……もしかして、学校の子……?


そしたら、一緒にいるの見られたら、変な誤解を生んでしまうかもしれない。


どうしよう……戻り辛いな……。



そんな事を考えている内に、ラッピングは終わってしまい、私はハッとして商品を受けとる。


まだ話してるし……。


私は、商品を見ているふりをしながら、少しずつ湊くんたちの方へと近づいていく。



すると、会話が聞こえてきた。



「桐谷くん、今日は一人で来てるの?」


「いや、一人じゃないよ?」


「そっ、そうなんだ~。」



そう言いながら、頬を赤らめる二人組。



「──何?誰と来てるか知りたいの?」


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