完璧な彼は、溺愛ダーリン
「君は俺が完璧みたいに思っているかもしれないけど、そう見せているだけだよ」
「そんな事ないです」
「好きな人の前でカッコつけるのは当たり前でしょ?
好きになってもらいたいから、いい面ばかり見せていただけ」
「葛木さんのダメな面とか、見てみたいですね」
「幻滅しない?」
「しません」
するわけがない。きっと、そんな面も愛しく感じられると思う。
「言い切ったね。その言葉、信じるよ」
「はい、いいですよ」
「ははっ、参ったな」
くしゃりと顔を歪ませた後、私の頬に手を添えた。
するりと軽く撫でてから指で唇をなぞる。
それから、ゆっくりと顔を近付けた。
ちゅっと頬に葛木さんの唇が触れ、立て続けに反対にもキスをされる。
優しいリップ音が部屋に木霊する。肝心の唇に触れることなく、彼は頬や耳たぶ、額、目にキスの嵐を降らせた。
顔が段々と下がって行き、首元にキスされくすぐったさから身を捩らせる。