完璧な彼は、溺愛ダーリン
「いらっしゃいませ~」
どこから声を出しているのか、こっちが驚いてしまうほどの猫撫で声。
栞は彼に向けてとびきりの笑顔を見せた。
彼女はいつもポンパドールで、茶色く染めている。
ポンパにしている理由は前髪が邪魔だからという、オシャレとはかけ離れた理由だけど。
それでも栞に似合っていると思う。
パッチリとした二重と、大きめの口。
垂れ眉に涙袋。ほんのり乗ったチーク。
綺麗という言葉より、彼女には可愛いとか、元気が相応しいと思う。
「こんばんは」
「こんばんは!葛木さん!」
「いつも元気だね」
「そうですか~?」
「その笑顔にこっちも元気貰えるよ」
「口が上手いですね、本当に」
そんな会話をしながら、葛木さんから会員証を受け取ると、それと一緒にロッカーの鍵を手渡した。
爽やかに手を振って男子更衣室へと入っていく葛木さん。
その姿が見えなくなった後、栞は「はあ~カッコいい」と甘ったるい声を出す。
どこから声を出しているのか、こっちが驚いてしまうほどの猫撫で声。
栞は彼に向けてとびきりの笑顔を見せた。
彼女はいつもポンパドールで、茶色く染めている。
ポンパにしている理由は前髪が邪魔だからという、オシャレとはかけ離れた理由だけど。
それでも栞に似合っていると思う。
パッチリとした二重と、大きめの口。
垂れ眉に涙袋。ほんのり乗ったチーク。
綺麗という言葉より、彼女には可愛いとか、元気が相応しいと思う。
「こんばんは」
「こんばんは!葛木さん!」
「いつも元気だね」
「そうですか~?」
「その笑顔にこっちも元気貰えるよ」
「口が上手いですね、本当に」
そんな会話をしながら、葛木さんから会員証を受け取ると、それと一緒にロッカーの鍵を手渡した。
爽やかに手を振って男子更衣室へと入っていく葛木さん。
その姿が見えなくなった後、栞は「はあ~カッコいい」と甘ったるい声を出す。