完璧な彼は、溺愛ダーリン

翌日、今日私は遅番だったから出勤時間は昼の二時。
栞は今日も通し。二日連続で通しは大変だと思うけど、明日から二連休の筈だ。


「おはよー」

「おはよ」

「おはようございます」


栞と社員の上村さん。
天然パーマの黒髪で短髪姿。
ジムで働くにしてはふくよかな体型。きっと社員で書類作業ばかりだからだろうけど。
それなりに身長もあるから、全体的に大きい。

髭が濃いからか、毎日剃っているだろうけど口元は青かった。


「三石さん来たから俺、裏に入るね。よろしく~」


私が来たのを確認すると、上村さんはそう言ってさっさと受付裏にある事務所へと入って行く。


「はあ、緊張して来た」

「え?何に」

「だって、今日スパダリきっと来るでしょ?」

「あ、そ、そっか」


そうだよね。私は咄嗟に視線を逸らすけど、栞は気付いていないようだった。
すぐに何かを思い出したのか、手を叩いて明るい声を出した。


「そうだ。昨日言ってた一個上の先輩に早速連絡したんだけど、めっちゃ喜んでた!
睦実の連絡先、教えて平気?」

「本当に?うん!大丈夫」

「やった~。優しい先輩だから、睦実も気に入るよ」

「だといいなあ」
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