完璧な彼は、溺愛ダーリン
望くんがお店の扉を開けると、先に私を中へ入れてから自分も同様に中へと入った。
すぐに店員が私達へと近寄る。


「いらっしゃいませ」

「二名で予約していた浅見です」

「浅見様、お待ちしておりました。こちらです」


店員に店内を案内される。
凄く落ち着いた雰囲気のあるお店だった。


照明が少し落とされていて、机の上に乗ったキャンドルが手元を照らしていた。
ウッド調の椅子や、机。ソファもあったりして、その上にクッションも置いてある。
寛ぐには凄くよさそうだ。


女性に人気がありそう。
そう思い店内を見渡すと、やはり女性客が多かった。


「こちらです」


そうして案内された場所は、カーテンで仕切られていて外から見えない様になっていた。
私と望くんは向かい合って席に着く。


店員さんがいなくなってから私はすぐに口を開いた。


「凄く素敵なお店で驚いちゃった」

「雰囲気いいよね。俺もクライアントの人につい最近連れて来てもらったんだけどさ。
睦実ちゃんを連れて行きたいなーって思ってたんだよ」

「えっ? 本当に?」

「うん。ここでならゆっくり話も出来そうだったし」

「何から何まで……、栞がお兄ちゃんって言うのわかる気がする」

「え。何、日下そんな事言ってたの?」


一瞬目を見開いた望くんは、すぐに「困ったな」と頭の後ろに手をやって苦笑した。
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