強引部長の独占ジェラシー


思えば自分で思っていた以上にたくさん話すことがあり、いつもオフィス内で行って来た仕事に色がついた気がした。

自分のデザインがこうやって雑誌に乗って、広がっていくことの喜びを改めて感じる。すごく今更かもしれない。好きで入った仕事であったのに、いつの間にか自信を無くし、上を見ることを諦めていた。


だけど今日、心の中にしまっていたものを口にしたことで少しだけ自信がついた気がする。


ずっと頑張って来て良かった……。


こうして私はインタビューを終えた。


「記事が出来ましたらお送りしますので」

「ありがとうございました。楽しみにしています」


「ええ。じゃあ川島さん、朝倉さん。また今後ともよろしくお願いします」


私は部長と揃って頭を下げると、その後いつもお世話になっている担当さんに挨拶をしてからオフィスの出入口まで向かった。

行きよりも肩の荷が下りてスッキリとした気持ちで外に出る。寒い冬の空気をめいいっぱい吸い込めば、鼻の奥がツンとした。


「嬉しそうだな」

「はい」


部長に指摘され、口元が緩んでいるのを自覚する。恥ずかしくなって少しうつむき加減で返事をしたら部長は言った。



「川島、この後予定はあるか?」

「いえ、特にありませんが……」

「じゃあ飯でも食ってくか」

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