守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
***


そして日曜日。

出掛けようと部屋を出ればチーフとばったり顔を合わせる。


「おはようございます!」

「……おはよう」


どこか余所余所しい態度な気もするが特に気にする事無くチーフに話し掛けた。


「朝ご飯、冷蔵庫に入ってるんでチンして食べて下さいね!」

「……ああ」

「じゃあ行ってきまーす」

「海咲」


チーフの横を通り過ぎようとすれば、急に腕を掴まれた。
驚いてチーフを見つめるが目が合わない。
意識的に避けられているような気がして少し哀しくなる。


「チーフ……?」

「……」


呼び掛けても返答は無い。
何かを考え込んだような顔をするチーフに胸が騒いだ。
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