守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「何ごちゃごちゃ言って……」
拓海先輩に手を掴まれている男が反対の手で殴ろうと拳を突き出してくる。
だけど焦ること無く拓海先輩は私を自分の後ろに追いやると、いとも簡単に男の腕をねじ上げていた。
「痛っ……離せ……」
「2度とこの店に来ないって誓ったら離してやる。じゃないとこのまま折るぞ」
「わ、分かった! だから……」
泣きそうなその声。
よっぽど痛かったのだろう。
男からは先ほどまでの威勢は欠片も無かった。
「……」
拓海先輩が男の腕を放した瞬間に、店から逃げていく男たち。
代金も払わずに。
呆然とする私を余所に視線が集まってくる。
それはお店にいた常連さんたちや大将たちの物だった。
「あ……すみません……! お騒がせしました!!」
「ミサキちゃん……その人……」
ご迷惑を掛けたというのに何故か常連さんたちは拓海先輩に釘付けだった。
昔から人の目を惹く容姿をしていたが……。
そう思いながらも小さく口を開いた。
拓海先輩に手を掴まれている男が反対の手で殴ろうと拳を突き出してくる。
だけど焦ること無く拓海先輩は私を自分の後ろに追いやると、いとも簡単に男の腕をねじ上げていた。
「痛っ……離せ……」
「2度とこの店に来ないって誓ったら離してやる。じゃないとこのまま折るぞ」
「わ、分かった! だから……」
泣きそうなその声。
よっぽど痛かったのだろう。
男からは先ほどまでの威勢は欠片も無かった。
「……」
拓海先輩が男の腕を放した瞬間に、店から逃げていく男たち。
代金も払わずに。
呆然とする私を余所に視線が集まってくる。
それはお店にいた常連さんたちや大将たちの物だった。
「あ……すみません……! お騒がせしました!!」
「ミサキちゃん……その人……」
ご迷惑を掛けたというのに何故か常連さんたちは拓海先輩に釘付けだった。
昔から人の目を惹く容姿をしていたが……。
そう思いながらも小さく口を開いた。