First Love〜ベランダ越しの恋〜
「羽美は昔から嘘が下手なんだよ。何があった?羽美がベランダ超えてくるなんて、よっぽどだろ。」
「………。」
羽美
泣いちゃダメ
甘えちゃダメ
これ以上好きになったらダメ
「……ほ、本当になんでもないったら!」
私は後ろから押さえられてるドアを思いっきり開けて、玄関までダッシュした。
自分の部屋に戻ってベッドに潜り込み、聞こえないように枕で口を押さえて泣いた。
優人がいなくなった心は空っぽで、泣いても余計に虚しさを実感するだけだった。
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