悠久のシャングリラ


「本来なら、ここにお客人を連れてくる
予定はなかったのです」

「この部屋に案内する予定なんて、
ありはしなかったのです」

「けれど、主ちゃんがーー」

「我が主がこんな【罪人】に、
情けをかけること自体間違っています」


青髪の子供が赤髪の子供の言葉を遮る。

今までどっちかが話して、
どっちかがそれを聞いている。

そんな図しか見たことがなかったから、
多少なりとも驚いてしまった。


そして、もっと驚いたのはーー。


「こらこら。
そんなに怒りを表に出したら壊れるよ」

< 226 / 306 >

この作品をシェア

pagetop