カーネーションの花束を君に
そして次の日



私達が目にしたのは




朝香の机に置かれ花瓶の花だった




「ぁぁぁあ!朝香っ!!」




朝香はそれから目を覚まさない





そして隼君と辰君とは




進学の時に別々の学校へと進んだ





2人は朝香のお見舞いには





最初クラス全員で行ったときにしか来ていないらしい





新しい学校では人と関わらないように





隅っこでいるようになった





もう辛い目に会いたくないから……




朝香を思い出してしまうから……





< 44 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop