天満堂へようこそ－３－
「まぁ、仕事なんぞ今までと変わらん。まず客がバーテンダーのニコルに話しかけると、このテーブルにあるベルがなる」

そういってベルを鳴らすと、チリンチリンと思っていたより可愛い音で鳴る。

「隣の薬置き場にもあるから聞こえる。その後はいつもの手順だ。記入用紙に書いてもらい、欲しい薬を聞く。隣のカルテの棚で同じ奴がいるか探し、居たら書き込む。無かったら作る。その後はこの料金表を見て売り買いすればいい」

「うん。でもさ、万能薬とか軟膏ならわかるけど、それ以外はどうするの？」

「あのフレッドのお陰でな、かなりの薬のストックが出来るようになった。大体は対応できるし、大鍋では無いが、小鍋が置いてあるから簡単なものはお前にも作れる。とゆう事で、今日1日で覚えろ！」

そう言ってノートを渡されるが、薬の作り方は書いてあるものの、ものすごく面倒なやり方が書いてあるので投げ捨てたくなってきた。
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