異世界の女神様
そんな二人を見てカムイはこっそりと微笑んだ。

「エティ、エステルにこの城を案内してくれ。俺は職務に戻る。あ、ゲリールに会ったら俺の部屋に来るように言ってくれ。」

「畏まりました。」
エティが返事をすると、カムイは職務室へと戻っていった。

「エステル様、この仕事が終わるまでまで暫しお待ちください。」
エティは軽く頭を下げると、素早い動きでシーツや枕カバーなどを代えていった。


エステルは手伝いをしようとしたが、素早いエティの動きに逆に迷惑になるだけだと感じ、大人しくソファーに座っていた。





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