お姫様とお嬢様
何も話さない愛芽の頭を撫でて…。



隣に座った。



「舜太…。」

「ん~?」

「今日帰りたくない…。」



マジやめて…。



保ってるはずの理性と言う物がなくなりそうだ…。



「約束は約束。」

「舜太は寂しくないの?」

「寂しい。本当はもっと愛芽といたい。」

「愛芽の事好き?」

「好き。よくわかんねぇけどマジで好き。入学式んときから。」

「だったら樋山で告んなっつーの…。」



何で樋山で告ったんだろ…。



やっぱり本当の俺を見てもらいたかったのかも…。



「愛芽…。」



俯せの愛芽の身体を仰向けにした。



そのままキスして…。



愛芽の腕が俺の首に絡み付いてる…。



すげぇイイ匂いがする…。



頭おかしくなりそ…。



「舜…太…。」

「何?」

「したい…。」



それ反則…。



バカじゃねぇの~!!



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