マザー症候群


 「そう言えば、美波何かあったの。あなたがみんなを招集するなんて珍しいわ」
 と、知美が。
 「言い。何でも聞いたるで。もしかして男。図星やろ。亭主と別れて暫く経つしな」
 真知子が自信を持って。
 「実は、みんなに聞いてもらいたいことがあるの」
 美波、真剣な顔で。
 「やっぱり」
 「はよ言い。何でも聞いたるから。それで、どんな男や」
 二人は、美波の次の台詞に体を乗り出した。






 
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