マザー症候群
「理由がわかったら後は任すわね」
と、美波が。
「ご迷惑を掛けてすいやせん。後は俺がやりますから」
「私はこれで失礼するわね。じゃ」
美波が椅子から立ち上がって、手でバイバイのしぐさをした。
「部長!」
游が美波を呼び止めた。
「な~に」
「また、逢えますよね」
游が心にある思いを口に出した。
「ええ、いいわよ。Lのデイトをしましょうよ。また、こちらから連絡するわ。じゃあね」
「Lって何すか」
「会えば分かるわ」
そう言って、美波は意味深な笑みを浮かべて立ち去った。