王子様たちのシンデレラ(仮)
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「た……じゃないや。陽太?ナポリタンできたよー?」




危うく立花くんって呼んでしまうところだった。あの人は陽太。ひなたひなたひなたひなた!!




「あれ?陽太?」




部屋の前で呼んでも反応がないから、あたしはドアをそっと開けた。




「陽太ってば!」




勉強机に向かう陽太の肩に手を置くと、その肩はびくっと跳ね上がった。



「彩羽?ごめん、気づかなかった」



陽太は耳からイヤホンを取ってこっちを向いた。



「何聞いてたの?」




「新曲のデモ」



「デモ?」




なにそれ。



「彩羽、感情が全部顔に出てるよ?まあ簡単に言うと新曲。」




すわろうているばたふらい、その曲はどこか頭に残る感じがある。依存する、というか、心地よい、って言うか。




「興味ある?」




「ある……?」



「はは、なんで疑問形なの?まあいいや、はい」




陽太にイヤホンの片方を渡された。




「こ、こここ……」




これって……あいみみ、だよね?



「し、失礼します」



「あはは、彩羽って面白いよね」



あたしは恥ずかしくなって両手で顔を隠した。



「流すから、ちゃんと聞いとけよ?」



「あ、うん!」

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