ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
_________
___
社屋近くの10階建ての複合型オフィスビルの1階のスターカフェで待ち合わせ。
カウンターテーブルのスツールに腰を下ろし、文庫本を読む柾貴君の姿を硝子越しに見た。
私は自動扉を潜り、一目散に柾貴君の元に歩み寄る。
「お待たせして申し訳ありません」
「別にいいですよ。それよりも拓真さんに何て言いました??」
「えっ?」
「俺の妻をデートに誘うなんていい度胸していると責められました・・・」
拓真さんはそんなコト一言も言ってなかったから・・・鳩が豆鉄砲を食べたかのように驚いてしまった。
「誘ったのは小陽さんですよね」
柾貴君は私に念を押す。
「あ・・・はい」
「まぁ、いいですけど・・・それよりも何飲みます?」
「アイスコーヒー」
「隣のスツールに座っていて下さい。俺が買ってきます」
「じゃ、お金を」
「コーヒー位奢ります」
柾貴君は立ち上がってカウンターに行ってしまった。
私は隣のスツールに腰を下ろし、柾貴君を待った。
___
社屋近くの10階建ての複合型オフィスビルの1階のスターカフェで待ち合わせ。
カウンターテーブルのスツールに腰を下ろし、文庫本を読む柾貴君の姿を硝子越しに見た。
私は自動扉を潜り、一目散に柾貴君の元に歩み寄る。
「お待たせして申し訳ありません」
「別にいいですよ。それよりも拓真さんに何て言いました??」
「えっ?」
「俺の妻をデートに誘うなんていい度胸していると責められました・・・」
拓真さんはそんなコト一言も言ってなかったから・・・鳩が豆鉄砲を食べたかのように驚いてしまった。
「誘ったのは小陽さんですよね」
柾貴君は私に念を押す。
「あ・・・はい」
「まぁ、いいですけど・・・それよりも何飲みます?」
「アイスコーヒー」
「隣のスツールに座っていて下さい。俺が買ってきます」
「じゃ、お金を」
「コーヒー位奢ります」
柾貴君は立ち上がってカウンターに行ってしまった。
私は隣のスツールに腰を下ろし、柾貴君を待った。