ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
透真と美古さんが美桜のお見舞いに訪れた。
婆ちゃんは今と変わらない明るいテンションで暗く沈んだ病室を明るくしてくれた。
「あたしのメイクテクで美桜さんをキレイしてあげるから・・・ほら、壱真さんも透真も出て行って」
俺達男性陣は病室から追い出された。
「・・・美桜さんの調子は?」
「・・・最近はいいかな?美桜のヤツが結婚式したいと言ってる」
「そう言えば、兄貴の所は入籍だけだったな・・・」
「・・・退院許可を貰って…その時に写真を撮ろうと思う」
「二人だけで?」
「・・・俺の思い付きでやるんだ。本格的に挙式と言っても準備に時間がかけられない」
「教会はあそこでするといい。準備は俺が引き受けてやるよ」
「透真・・・」
「美桜さん…そう長くはないんだろ?」
「ああ・・・」
叶えられそうな彼女の希望は出来るだけ応えてあげなきゃ。俺も美桜のウエディングドレス姿見てみたい。
「出来たわよ」
美古さんが談話室に居た俺達を呼びに来た。
病室に戻ると美桜が久し振りにメイクした綺麗な顔で口許に笑みを湛え、俺を待っていた。
初めて出会った『泡沫』のホステス・百合のように美しかった。
「美古さんがメイクしてくれたの・・・」
「綺麗になったでしょ??壱真さん」
「ありがとう・・・美古さん」
婆ちゃんは今と変わらない明るいテンションで暗く沈んだ病室を明るくしてくれた。
「あたしのメイクテクで美桜さんをキレイしてあげるから・・・ほら、壱真さんも透真も出て行って」
俺達男性陣は病室から追い出された。
「・・・美桜さんの調子は?」
「・・・最近はいいかな?美桜のヤツが結婚式したいと言ってる」
「そう言えば、兄貴の所は入籍だけだったな・・・」
「・・・退院許可を貰って…その時に写真を撮ろうと思う」
「二人だけで?」
「・・・俺の思い付きでやるんだ。本格的に挙式と言っても準備に時間がかけられない」
「教会はあそこでするといい。準備は俺が引き受けてやるよ」
「透真・・・」
「美桜さん…そう長くはないんだろ?」
「ああ・・・」
叶えられそうな彼女の希望は出来るだけ応えてあげなきゃ。俺も美桜のウエディングドレス姿見てみたい。
「出来たわよ」
美古さんが談話室に居た俺達を呼びに来た。
病室に戻ると美桜が久し振りにメイクした綺麗な顔で口許に笑みを湛え、俺を待っていた。
初めて出会った『泡沫』のホステス・百合のように美しかった。
「美古さんがメイクしてくれたの・・・」
「綺麗になったでしょ??壱真さん」
「ありがとう・・・美古さん」