ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「…手術は受ける・・・二人で頑張ろう」

小陽だけに背負わせてはいけない。二人で背負わないと多分この先・・・俺と小陽の結婚生活は続かない。

「でも…二人だけの秘密にして欲しい…俺に不妊の原因があるなんて周囲に知られるのは嫌だ…辛い」

「拓真さん・・・」

それは俺の男としてのプライド。
インスタやブログで見せているリア充。
ネット上では、俺は誰もが羨む生活するエリート副社長。

そんな風に見られている自分のイメージを壊したくなかった。


「分かりました…これは二人だけの秘密です」

小陽の不妊治療はまだ両家は知らなかった。実の母にすら、小陽は話していなかった。

小陽が晴れて妊娠した時に言おうと全てを打ち明ければいいと・・・



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