お嬢様と7人の男子
電車から降りたふたりは改札を出て海へと向かった
ー10分後
「着いた…」
「うわぁ!!海だぁー!」
りりかの目は輝いていた
砂浜ではしゃぎまわった
「海来たことないのかよ」
「うん、初めて」
「世間知らずだな」
「ずっと引きこもっていたからね」
「嘘だろ?お前が?」
「本当だよ、それに幼い頃もそんなに遠くに行かせてくれなかったし」
「…なんか聞いちゃ悪かったかな」
「別に過去のことだし、今こうして変わろうとしてるしね」
「前向きだな」
りりかは笑った
満面の笑みで
「俺とは違う…」
そんなりりかを見た前田くんはこう思っていた
(過去に囚われっぱなしの俺は前になんか進まない……もうあの人はこの世にいないんだから。今の俺には愛梨がいるんだから。いくら政略結婚でも一生のパートナーなんだから少しは愛莉のことを理解しなきゃいけないのになんもしてこなかった。まるで逃げてるようだ、愛梨との関係が深くなるのを恐れて……高槻見てるとあの人みたいで懐かしい感じがする)
「ねぇなんでここに来たの?言ったでしょ、ここに来たら教えるって」
「あぁ、そうだったな忘れてた。まぁ過去の話になるんだけどな…」