お嬢様と7人の男子
ちょうど2年前の話だ
俺には大切な人がいたんだ、
だけどその人は病弱で体が弱かった
そして余命宣告もされていたんだ
そう、心臓の病気だったんだ
当時その人はまだ17歳だったのに…
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たまたま病院で出会ったんだ俺とあの人は
俺は怪我をして入院してた
病室で寝てるのも暇すぎるからこっそり抜け出して
屋上へ行ったんだ
ー屋上
「はぁ、病院はつまらなすぎる…早く帰りたすぎる」
屋上に俺1人しかいないと思っていたが誰かいた
ちょうど柵の向こう側に
いや。柵の向こう側に普通人は行かない
しかもここ四階の建物だし、飛び降りたら死ぬ
ん?もしかして……自殺しようとしてるんではないか…
俺は急いで柵の向こう側の人の服を掴んだ
「ちょっと…危ない!!」
あわわわわぁ
その人は慌てていた
その人は俺よりも歳上の女の人だった
「ふぅ…危なかった。って、あなたのせいで死ぬところだったのよ」
「いや、あんたがそんな所に立っているから自殺しようとしてるんじゃないかと思ってとめようとしたんだよ」
「そんな事する訳ないじゃない!危うく死ぬところだったわ」