下宿屋 東風荘
「ただいまー」と、海都の声がしお帰りと振り向くと、酒屋にちゃんと寄ってきたと言って一度部屋に戻り土間の方に出てきたので、一緒に隆弘の修理を見に行くことにした。
「あんなところまで登ってる」
「先に梯子の方を直したようですね」
トントントンと小気味良い音が鳴り終わったと思ったら、工具箱をもって降りてくる。
「見てたの?」
「いまきた所だけど、何でも直せるんだね」
「昔から見よう見まねでこういった直しはやってたから。冬弥さん、瓦の一部も変えた方がいいかもしれないですよ?割れかけてるのがあったんで雨漏りしないといいけど」
「どの辺?」
「そこの端だけど、中まで行ってからでは遅いと思う」
「わかったよ。今度瓦が余ってないか神社の方にも聞いてみるよ。ここは神社の持ち物でもあるからねぇ」
話しているとポツポツと帰ってくるものが増えたので、先に引っ越しの方の手伝いをしてもらい、終わったらみんなで風呂屋に行くようにと言って自宅の方へと戻る。
「あんなところまで登ってる」
「先に梯子の方を直したようですね」
トントントンと小気味良い音が鳴り終わったと思ったら、工具箱をもって降りてくる。
「見てたの?」
「いまきた所だけど、何でも直せるんだね」
「昔から見よう見まねでこういった直しはやってたから。冬弥さん、瓦の一部も変えた方がいいかもしれないですよ?割れかけてるのがあったんで雨漏りしないといいけど」
「どの辺?」
「そこの端だけど、中まで行ってからでは遅いと思う」
「わかったよ。今度瓦が余ってないか神社の方にも聞いてみるよ。ここは神社の持ち物でもあるからねぇ」
話しているとポツポツと帰ってくるものが増えたので、先に引っ越しの方の手伝いをしてもらい、終わったらみんなで風呂屋に行くようにと言って自宅の方へと戻る。