私魔法使いらしいので異世界救ってきます
流石に小級の魔物なら倒しても大丈夫だと思い、1発で倒すと何故か拍手され混乱。


聞くところによると小級の魔物を倒せたら絶対にAランクになれるそうだ。


Sランクは中級の魔物を倒せばなれるらしい。


私達はそれを聞いて唖然とした。


あまりにも魔法のレベルが低すぎる。


実際は武器もあるし、Sランクの人なら3人いれば上級の魔物1匹は倒せるようだが、それにしても酷い。


私達はたった1週間で中級の魔物を魔法だけで倒せるようになったのだ。


あと1週間あれば上級の魔物なんて1人で倒せるだろう。


お母さん達の頃は、上級の魔物なら1人で倒せる人が多くはないがいた、と言っていたのに。


お母さん達の頃、と言ってもそれから10年経ったか経ってない位だ。


たったそれだけの期間でこれ程衰えるの?


これは早急に歴史を勉強しないと。


ランクは仕方ないのでAランクに留めておいた。


それから、受付のお姉さん達からのお祝いの言葉を受け流しながらギルドを出た。


そのまま受付のお姉さんから聞いた図書館に向かおうとしたら何か視線を感じる。


それも嫌な視線じゃない。


憧れや尊敬のような目だ。


主に冒険者のような服装をした人達から向けられているのできっともう情報が広まったのだろう。



「冒険者の情報網はなめちゃいけないね」



「呑気な事言ってないで走るぞ!」



今にも話しかけようと近づいてくる人達がいたのでダッシュで図書館の方へ走った。


元々私達は運動が出来るし、ここ1週間でかなり体力がついたのですぐについた。

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