エリート外科医の一途な求愛
「俺も、わかった。葉月が……俺がナースやら研修医に囲まれるの見るの嫌だって言った気持ち」
「え? あ、あの。誤解してるみたいですけど、私は別にそれが嫌だって言うんじゃなくて……」
「医療は『チーム』が大事だし、仲間との友好な関係があってこそ上手く回る。君が俺をどう見ようが、あくまでも仕事の為の人間関係だって、そう思ってたけど……。俺も、嫌だわ。君が仕事を理由に木山先生と一緒にいるの」
私の返事などまるで聞く耳持たず、そう続けた各務先生に、私は思わず口籠った。
各務先生は再びお腹の底から『はああっ』と大きな溜め息をついて、ゆっくり顔から手を離す。
そしてクルッと身体をこっちに向けると、わずかに首を斜めに傾け、目線を私から逸らしながらボソッと言った。
「俺以外の男に笑い掛けるなよ、とか。優しくして欲しくないし、楽しそうに話して欲しくもない。今頃、他の誰かと一緒にいるのかって思うだけでイライラして、気付いたら飛行機乗ってたわ。……バカみてえ、俺……」
どこか戸惑ったような早口の彼に、私の胸がドキッと跳ね上がる。
拗ねたような、照れたような、不貞腐れたような。
なんとも言い難い表情を浮かべ、各務先生はそっと目を伏せた。
「え? あ、あの。誤解してるみたいですけど、私は別にそれが嫌だって言うんじゃなくて……」
「医療は『チーム』が大事だし、仲間との友好な関係があってこそ上手く回る。君が俺をどう見ようが、あくまでも仕事の為の人間関係だって、そう思ってたけど……。俺も、嫌だわ。君が仕事を理由に木山先生と一緒にいるの」
私の返事などまるで聞く耳持たず、そう続けた各務先生に、私は思わず口籠った。
各務先生は再びお腹の底から『はああっ』と大きな溜め息をついて、ゆっくり顔から手を離す。
そしてクルッと身体をこっちに向けると、わずかに首を斜めに傾け、目線を私から逸らしながらボソッと言った。
「俺以外の男に笑い掛けるなよ、とか。優しくして欲しくないし、楽しそうに話して欲しくもない。今頃、他の誰かと一緒にいるのかって思うだけでイライラして、気付いたら飛行機乗ってたわ。……バカみてえ、俺……」
どこか戸惑ったような早口の彼に、私の胸がドキッと跳ね上がる。
拗ねたような、照れたような、不貞腐れたような。
なんとも言い難い表情を浮かべ、各務先生はそっと目を伏せた。