イジワル上司に甘く捕獲されました
情けない状態を見られた私は。
見られた人が峰岸さんでよかったと思った。
峰岸さんにとって私は元彼の邪魔な彼女で。
いいイメージも好感も持たれていない筈だけど。
あの案内状の発送トラブル以来峰岸さんの態度は明らかに変わっていたし。
峰岸さんはもしかしたら、私を助けてくれたのかもしれない。
私をここに来させるようにしたことも、簡潔に面談を終えるよう素っ気なくはからってくれたことも。
もしかしたら、の推測でしかないけれど。
女性ならではの……ううん、同じ人を好きになったもの同士としての思いで気付いてくれたのかもしれない。
……きっとそんなこと、認めてはくれないだろうけれど。
毎日毎日、いつこの日が来るのだろうって怯えていた。
いざ来てみるとやっぱり胸が痛い。
わかっているのに、どうして、ばかりが口をつく。
……最近きちんと話せていない、会えていない潤さん。
ねえ?
……少しは私に会えなくなることを悲しがってくれる?
寂しいと思ってくれる?
同じ仕事場だから、皮肉にも少しはその多忙ぶりがわかるから、潤さんが頑張っている姿を知っているから。
なかなか言えない。
鬱陶しがられることも恐いし、年下だから重たいなと後悔されたくない。
だけど。
峰岸さんのように、物分かりのいい大人の女性にはなかなかなれなくて。
思えば、今までの恋愛で誰かと付き合ってきた中で……拓斗との時も。
そんな風に考えたことがあったかな……?
会いたいけれど、忙しいし仕方ないよね、そんな風に簡単に割りきれていた。
時間が合えば会えばいい。
そのことに特に疑問を抱かなかった。
寂しさを感じたりもした、好きな気持ちもきちんと感じていた。
だけど。
相手の反応が恐くて、失ってしまいそうだから、嫌われそうだからという理由で二の足を踏んだことなんてあったかな……?
好きだから、恐い、だなんて。
一緒にいられる筈の両想いが恐いものに変わるなんて。
……考えてみたこともなかった。
私は完全に今、自分の方向性を見失っている。
見られた人が峰岸さんでよかったと思った。
峰岸さんにとって私は元彼の邪魔な彼女で。
いいイメージも好感も持たれていない筈だけど。
あの案内状の発送トラブル以来峰岸さんの態度は明らかに変わっていたし。
峰岸さんはもしかしたら、私を助けてくれたのかもしれない。
私をここに来させるようにしたことも、簡潔に面談を終えるよう素っ気なくはからってくれたことも。
もしかしたら、の推測でしかないけれど。
女性ならではの……ううん、同じ人を好きになったもの同士としての思いで気付いてくれたのかもしれない。
……きっとそんなこと、認めてはくれないだろうけれど。
毎日毎日、いつこの日が来るのだろうって怯えていた。
いざ来てみるとやっぱり胸が痛い。
わかっているのに、どうして、ばかりが口をつく。
……最近きちんと話せていない、会えていない潤さん。
ねえ?
……少しは私に会えなくなることを悲しがってくれる?
寂しいと思ってくれる?
同じ仕事場だから、皮肉にも少しはその多忙ぶりがわかるから、潤さんが頑張っている姿を知っているから。
なかなか言えない。
鬱陶しがられることも恐いし、年下だから重たいなと後悔されたくない。
だけど。
峰岸さんのように、物分かりのいい大人の女性にはなかなかなれなくて。
思えば、今までの恋愛で誰かと付き合ってきた中で……拓斗との時も。
そんな風に考えたことがあったかな……?
会いたいけれど、忙しいし仕方ないよね、そんな風に簡単に割りきれていた。
時間が合えば会えばいい。
そのことに特に疑問を抱かなかった。
寂しさを感じたりもした、好きな気持ちもきちんと感じていた。
だけど。
相手の反応が恐くて、失ってしまいそうだから、嫌われそうだからという理由で二の足を踏んだことなんてあったかな……?
好きだから、恐い、だなんて。
一緒にいられる筈の両想いが恐いものに変わるなんて。
……考えてみたこともなかった。
私は完全に今、自分の方向性を見失っている。