イジワル上司に甘く捕獲されました
「あ、来た来た。
美羽ちゃん!」
ロビーのソファに長い足をゆったり組んで座っていた桔梗さんが瀬尾さんと私を見つけて、パアッと満面の笑みで立ち上がる。
……本当に黙っていたら桔梗さんも極上の男性なのに。
そんなことを思いながら、桔梗さんの方に行こうとすると、またグイっと手を瀬尾さんに引っ張られて。
「手、繋いでるの?」
ニヤッと含み笑いをしながら桔梗さんが瀬尾さんに近付く。
「ふうん、潤がねえ。
子猫ちゃんへの危機感、やっと感じた?」
ニヤニヤしながら話す桔梗さんに。
「……うるさい。
行くぞ」
ジロリと桔梗さんを一睨みして瀬尾さんはサッサと歩き出す。
「あ、おいっ。
待てよっ」
桔梗さんが瀬尾さんを追いかける。
勿論手を繋いだままの私はまたもや引っ張られる。
もうっ、二人とも背は高いし、足も長いから気にしていないかもしれないけれど。
私は付いていくのが必死なのっ。
そんな私の心の叫びも空しく。
桔梗さん、瀬尾さん、私の順番に横一列に並んで歩き出す。
「いや、本当に平田くんはイケメンだったねぇ。
関係ないのに潤が威嚇するからさぁ、可哀想だった」
「してない」
「さあ、どうだか」
「あの……何処に向かっているんですか?」
よくわからない内容を無視して私は二人に尋ねる。
「あれ?
美羽ちゃん、潤からランチ誘われたんでしょ?」
私が首を振ると。
「……言っただろ」
と、溜め息混じりの返事をする瀬尾さん。
「あ、あれはお誘いじゃなくて無理矢理ですっ」
「何、潤。
いきなり一階に着いて美羽ちゃんを誘ってくるって言うからちゃんと話してきたと思ってたのに。
ってか、ランチとかよく一緒にしてるのかなとか思ってたけど、俺?」
ニコニコと一見、悪意がなさそうな笑顔を浮かべる桔梗さん。
美羽ちゃん!」
ロビーのソファに長い足をゆったり組んで座っていた桔梗さんが瀬尾さんと私を見つけて、パアッと満面の笑みで立ち上がる。
……本当に黙っていたら桔梗さんも極上の男性なのに。
そんなことを思いながら、桔梗さんの方に行こうとすると、またグイっと手を瀬尾さんに引っ張られて。
「手、繋いでるの?」
ニヤッと含み笑いをしながら桔梗さんが瀬尾さんに近付く。
「ふうん、潤がねえ。
子猫ちゃんへの危機感、やっと感じた?」
ニヤニヤしながら話す桔梗さんに。
「……うるさい。
行くぞ」
ジロリと桔梗さんを一睨みして瀬尾さんはサッサと歩き出す。
「あ、おいっ。
待てよっ」
桔梗さんが瀬尾さんを追いかける。
勿論手を繋いだままの私はまたもや引っ張られる。
もうっ、二人とも背は高いし、足も長いから気にしていないかもしれないけれど。
私は付いていくのが必死なのっ。
そんな私の心の叫びも空しく。
桔梗さん、瀬尾さん、私の順番に横一列に並んで歩き出す。
「いや、本当に平田くんはイケメンだったねぇ。
関係ないのに潤が威嚇するからさぁ、可哀想だった」
「してない」
「さあ、どうだか」
「あの……何処に向かっているんですか?」
よくわからない内容を無視して私は二人に尋ねる。
「あれ?
美羽ちゃん、潤からランチ誘われたんでしょ?」
私が首を振ると。
「……言っただろ」
と、溜め息混じりの返事をする瀬尾さん。
「あ、あれはお誘いじゃなくて無理矢理ですっ」
「何、潤。
いきなり一階に着いて美羽ちゃんを誘ってくるって言うからちゃんと話してきたと思ってたのに。
ってか、ランチとかよく一緒にしてるのかなとか思ってたけど、俺?」
ニコニコと一見、悪意がなさそうな笑顔を浮かべる桔梗さん。