【完】強引なイケメンに、なぜか独り占めされています。
「あ……ダメだったかな?」
まだ、挨拶程度しかしたことない山本くん。
突然のお誘いに私の呼吸はフーフーと荒くなるから、危ない人物だと思われる前に慌てて息を整えた。
「わっ……私なんかで、よかったら!!」
あれ……なんか台詞違くないかな、私……?
「あはは!うん。蜷深がいいんだよ。じゃ、オレ部活いくわ!明日の放課後な!」
山本くんは運動部に所属してるみたいで、スポーツバックを肩にかけ直し教室を出ていった。
こ、こ、これは、緊急事態……!
まさか、こんな風にお誘いを受ける日が来るなんて、夢にも思ってなかったから。
これぞまさにひーちゃんが言っていた男子と仲良くなるきっかけってやつなんじゃないかな?
突然舞い降りたチャンスに胸が踊り出す。