ヴァージンロード <続>Mysterious Lover

ゆるんだ歯列をこじ開け、無理やり舌をねじ込んで。
同時に、愛しい体を無我夢中でまさぐっていく。
「んん……っ!」

深く。
もっと、深く——

ずっとずっと、味わいたかった唇。
触れたかった体。
ずっと、ずっと……

「拓巳っ……ちょ……待ってってば! こんなの嫌っ!」

抗う声を聞き流して、
オレは奈央さんを抱き上げるとベッドへ運び、その体を放り投げるように横たえた。
慌てた奈央さんが起き上がる前に、体を重ねるように拘束して、その両腕をシーツに押しつける。

「ちょ……たくみっ!」
白い喉に噛みつきながら、
カーディガンを腕から抜き、シャツのボタンをはずしていく。

「やだって……ば……っ!」
その下から血管が透けるほど白い、まろやかなふくらみが現れて。
オレは嬉々として、それに舌を這わせた。

「や……ぁっ……ン」
奈央さんは、きゅうっと唇をかみ、シーツを握りしめる。
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