なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
よくカップルがやる「○○くん。はいアーン♡」とかやるあれじゃないよ?


そうじゃなくて……。


–––––––

–––


『センパイのそれ、カスタード?』


『?そうだけど』


『一口ちょうだい』


『えっ!?だ、だめ!!』


––––––ガブッ


『なっ…!コ、コラ!勝手に食べるなっ!!』


–––

–––––––––



–––––––ってやつ……。


食べさせあいっこに語弊があるとしても、あれじゃはたから見たらただのイチャイチャカップルだ……。


最悪。


こんなことになるのなら、やっぱり放課後に2人で過ごしたりなんてするんじゃなかった。


「と、とにかく!私と長瀬は付き合ったりなんてしてないから!もう教室戻った方がいいんじゃない?すぐ予鈴鳴るよ!」


私のその言葉に、「ふ〜ん」と鼻を鳴らす彼女。


あれ?この子、さっきまでのフワフワした感じはどこいった?



「じゃあ、長瀬はあたしがもらってもいいってことですよね?」


「……え?」



鋭い視線に射抜かれ、ゴクリと唾を飲み込めば、今起きた事が嘘のように彼女がニッコリと笑って。
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