なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
「お昼休みにすみませんでしたぁ〜。はるか、教室戻りま〜す!」


と言ってスキップしながら帰っていった。







「山吹はるか。2年。長瀬と一緒のクラスだね」


大きなため息をつきながら教室に戻ってきた私に、情報屋茉莉が情報提供をし始める。


「男子が好む色気ムンムンの顔立ちを武器に、2年の男子の間ではかなり高い人気を誇るお色気系女子だわね」


「…ちょっと茉莉。別に聞いてないんだけど」


「そう?知りたそうな顔してたじゃなぁ〜い?」


してないしっ!


この、面白いオモチャを見つけた時のような、イキイキした顔が腹立つわ!


「別に。長瀬が他の子とどうなろうと私には関係ないし。それより驚いたよ。あんなヤンキー男を好きな子なんているんだね」


てっきり長瀬みたいな問題児、学校中の生徒が関わりたくないもんだと思ってた。


まぁ、容姿は整ってるとはいえ、ガラ悪いし目つき悪いし。


間違いなく彼女は相当なもの好きね。


なんて思っていたら、茉莉が呆れた顔を向けてくる。


「あんた何言ってんの?」


「へ?何って?」


「あんたが思ってるより、長瀬人気あるからね」
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