なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
今後はこの反省を活かし、今まで以上に目立たない生活を送ること!
この学校の空気と化すのだ!
そして、昨日の出来事がみんなの記憶から消えてくれるのを待つしかない。
「出た出た。咲希のストイック平和主義。そんな何も浮き沈みのない3年間でせっかくのJKライフ無駄にするとか、もったいないとか思わないの?てか、それで人生楽しい?」
「楽しいとか楽しくないとかじゃないの!私は変なゴタゴタに巻き込まれるのが嫌なだけ!何もない毎日こそ、私の幸せなの!」
そう言ってドンッと机を叩けば、茉莉は「ふーん」と言いながら、ポッキーをかじっている。
「と…とにかく!幸い席は窓側の一番後ろっていう空気になるのにはもってこいの場所だから、変な噂が収まるまでは茉莉も私に話しかけないで!話したい事はLINEで!分かった?」
「んー別にいいんだけどさー…」
ん?
茉莉、さっきからチラチラとどこを見てるんだ?
人の話は目を見て聞きなさいよね!
そんな事を思い、怪訝な顔をしていれば、茉莉はニヤニヤしながら私に視線を戻し、
「空気…とか。無理そうじゃない?」
と言って親指で廊下の方を指差した。