なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
「あーーいっけなーい!!!そうだった!!!職員室に用事があったんだった!!!ってなわけで、浅木くん!またねっ!」
私に声をかけようとした長瀬と、何か言いたそうに口を開いた浅木くんに急いで背を向けた私は、“廊下は走るな!”という張り紙を無視して猛スピードでその場を走り去った。
*
それからというもの、長瀬とはことごとくすれ違い続けている。
たまたま校内でばったり会った長瀬が、何か話したそうに近付いてくることはあったけど、その度にタイミング良く山吹さんが現れた。
間違いなく長瀬の後をつけて回っているんだろうなってタイミングで現れる山吹さんが、私を視界に捉えるや否や怪しく口角をあげてくるものだから、私はいたたまれなくなって慌ててその場を離れた。
そんな事が何度もあった。
また逆に、私が浅木くんに言い寄られている時なんかもあったけど、長瀬は前みたいに何も言ってこなくなった。
私達の間を流れる不穏な空気は、日に日に濃さを増す。
前の長瀬だったら、浅木くんが私に言い寄るところなんて目撃しようもんなら、“センパイは俺のもの”とか言ってすぐさま阻止してきたくせに。
私に声をかけようとした長瀬と、何か言いたそうに口を開いた浅木くんに急いで背を向けた私は、“廊下は走るな!”という張り紙を無視して猛スピードでその場を走り去った。
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それからというもの、長瀬とはことごとくすれ違い続けている。
たまたま校内でばったり会った長瀬が、何か話したそうに近付いてくることはあったけど、その度にタイミング良く山吹さんが現れた。
間違いなく長瀬の後をつけて回っているんだろうなってタイミングで現れる山吹さんが、私を視界に捉えるや否や怪しく口角をあげてくるものだから、私はいたたまれなくなって慌ててその場を離れた。
そんな事が何度もあった。
また逆に、私が浅木くんに言い寄られている時なんかもあったけど、長瀬は前みたいに何も言ってこなくなった。
私達の間を流れる不穏な空気は、日に日に濃さを増す。
前の長瀬だったら、浅木くんが私に言い寄るところなんて目撃しようもんなら、“センパイは俺のもの”とか言ってすぐさま阻止してきたくせに。