なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
「!?!?」
私の肩を掴む浅木くん。
逃げようにも、力が強くて引き離せない。
ちょっとっ!本当にっ!お願いしますっ!無理ですっ!
浅木くんの整った顔が近付いてくる。
やだやだやだやだ!!
助けて!
……長瀬っ…!!
「先輩、実は俺ね、昔超冴えなかったんです」
「………え?」
恐る恐る目を開ければ、深刻な顔をした浅木くんの顔が、もの凄く近くにあった。
あ…あれ?
私、てっきりキスでもされるのかとばっかり……??
クエスチョンマークがひたすら浮かぶ頭の中。
混乱している私を前に、浅木くんが言葉を続ける。
「一方アイツは……渉は、昔から何に関しても卒なくこなして、しかもあの容姿じゃないですか…そりゃもうモテるモテる」
これは…2人の昔話だろうか?
目を瞬かせていると、浅木くんは私からすっと離れて埃っぽい机の上に腰をかけた。
「アイツとは、小学生の時から一緒なんです。家も近くて、昔は良く遊んでて。…しかし、あれは小学生6年生の時のことデシタ」
何でいきなり語り口調…?