ふたつ減って ふたつ増える

じんわりとほんのりと
夕暮れから夜に変わる時間に灯る街灯のように
マサヒコさんは私達家族に優しく溶け込んだ。

きっかけはよくわからないけど
マサヒコさんは愛情を沢山持った
温かい優しい人だった。

チビでハゲでデブだけど

変換すると

高身長ではなく
サッパリとした髪形をした
貫禄のあるおじさんだった。

そして恋が生まれて
結婚話が生まれたけれど

『嫁に行かない』と、彼女は言いだした。

『婿に来ます』と、マサヒコさんは言い

『うちから嫁に出す!』って私達は言い

グルグルグルグル

また観覧車。

でも私達はよくわかってる。

彼と彼女は
好きがいっぱい詰まってるって

大切な人に幸せになってもらいたい。

だって

家族だもん。



< 15 / 26 >

この作品をシェア

pagetop