姫、私は誓います。
俺の出した答えは上部だけの約束をするような人じゃない。そこまで器用な人ではない。ただ応援しようと別の言葉を発する時があるという事だ。例えば、またねという言葉にまた会おう。だから辞めないで。そんな意味を込めたり、辞めなくっても良い。心配しなくて良いんだよ。という意味を込めたりするんだ。遠巻きで分かりにくいかもしれないが、姫はそんな風に不器用な人なんだと思う。
悩み、落ち込む人を招待して息抜きをしてもらう。それが姫のティータイムであると俺は思う。だから次は俺が姫を招待する番だ。混乱し、どうして良いのか分からなくなっている姫をティータイムに招待して息抜きをしてもらう。これが俺に出来る事の一つだと信じたい。
彼女にもらった恩をこれから返していきたいんだ。家計が困難になってどうして良いか分からなくなっていた時、彼女に出会い兵士として歩むという選択肢に巡り合えた。恋と家計のために入ったのは良いものの周りとの差に絶望さえ感じていた時、ティータイムに呼んで息抜きをさせてくれた。あれは夢のような一時だったよ。
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