姫、私は誓います。
出会った頃より姫への強くなっていた。姫に出会って恋をして、俺は兵士になった。平民と王族の恋は叶わないと理解はしていた。でも、叶わなくて構わないからせめて隣にいたかった。兵士としてでもいい。愛されなくていいから近くで姫を支えていきたかった。だから俺は兵士になって姫に仕えたんだ。今もこの気持ちは健在だ。切なくならないと言えば嘘になるが、それでもそばにいたかった。

「姫!俺たちは健在です!」

「ラーク・・・なの・・・?」

重く厚かった部屋の扉が少しだけ開き、彼女の無事を知らせてくれた。随分痩せ細った体になってしまってはいるが、俺が恋をしている彼女に間違いはない。

「姫!」

「良かった!ご無事で!」

「すっかりお痩せになられましたね」
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