姫、私は誓います。
「隊長の傷についていた毒を肩代わりした後、あの人に襲われて毒の回りが速くなったんだ。もう・・・助からない・・・っ!」
私たちが着いた時にはもう手遅れだったのかもしれない。冷たくなり始めている状態で毒消しを使っても取り止められる確率はゼロに近い。毒消しと共にクウとランの白魔法をかけたとしても微々たる変化しか望めないだろう。
冷たくなるのが早すぎるよ。きっと強い毒を仕込まれていたのだろう。彼女を蝕む毒の回りが速すぎて回復が追い付かない。やっと再会出来た大切な人を失いたくはない。でも、解決法なんてどこにもない。どこにも・・・ない・・・。
「俺はラークとありったけの毒消しを持ってくる。クラウドとランバートは回復魔法を頼む。無理でもやるしかないんだ」
ジンさんはそう言って隊長と飛び出していった。白魔法といっても体内の浄化に務めるだけで毒はほぼ全身に回っている。
私たちが着いた時にはもう手遅れだったのかもしれない。冷たくなり始めている状態で毒消しを使っても取り止められる確率はゼロに近い。毒消しと共にクウとランの白魔法をかけたとしても微々たる変化しか望めないだろう。
冷たくなるのが早すぎるよ。きっと強い毒を仕込まれていたのだろう。彼女を蝕む毒の回りが速すぎて回復が追い付かない。やっと再会出来た大切な人を失いたくはない。でも、解決法なんてどこにもない。どこにも・・・ない・・・。
「俺はラークとありったけの毒消しを持ってくる。クラウドとランバートは回復魔法を頼む。無理でもやるしかないんだ」
ジンさんはそう言って隊長と飛び出していった。白魔法といっても体内の浄化に務めるだけで毒はほぼ全身に回っている。